OMORI考察まとめ

みんなOMORIやろうぜ 英語版の内容に基づいています

このブログの趣旨

警告:

このブログのすべての記事にはゲーム「OMORI」についての重大なネタバレが含まれます。もしあなたがOMORIをプレイしていないのなら、直ちにこのページを見るのを止め、休息をとったのちにSteamでゲームを購入してください。

OMORI公式ホームページ

www.omori-game.com

Steamリンクはこちら

store.steampowered.com

 

 

 

 

 

 

 

 

2度目の警告:

 

このブログは「OMORI」本編を完全に攻略した人に向けた内容となります。少なくともいわゆる「サニールート」「ひきこもりルート」はそれぞれ攻略していることを前提としています(できればその他のサブイベントも全部見ていてほしい)。OMORIは膨大なボリュームをほこるゲームです。どちらか一方だけやり終えた、あるいは実況動画でストーリーを知ったという方も、もう一度あらゆる場面を探索し直してみてください。このゲームはそうするだけの価値があります。

そのうえで、ゲーム中でできることはもうやりつくした、あとはファンアートを探るか、だれかとこのゲームについて語るしかやることがないとなったら……

 

ようこそ、OMORI考察サイトへ。思う限り、この場所を探索してみてください。

 

追加の警告:

このブログに乗っている情報は、「OMORI」の英語版に基づいています。そのため、一部の単語・解釈について日本語版と食い違っている可能性があります。

お知らせ(6月号) & FARAWAY TOWN観光案内 その1

※このブログのすべての投稿にはゲーム「OMORI」についての重大なネタバレが含まれます

※英語版と日本語版のスクリーンショットが混在しています

 

お久しぶりです。

OMORIコンソール版が出るぞ!

alternate route(ひきこもりルート)に新コンテンツ!
もともとひきこもりルートは(今でも十分すぎるぐらい遊べるとはいえ)サニールートと比べてボリュームが控えめとは言われていて、開発が間に合わなかったのではないか?と噂されていた。が、本当に追加コンテンツが出てしまうとは……

バジルが戦闘画面にいるということは、序盤で言われていた「バジルも戦闘スキルを身に着けた方が良いよ!」という約束を果たしたことになりますね。なお現実のバジルとの約束

現時点ではSteam版で追加コンテンツが遊べるかはわからないので、コンソール版を買うのが確実。解像度を合わせるために追加された背景も、状況によって変化するようなので更に没入感が高まること間違いなし。

是非その目でお友達との戦闘を見届けよう!

 

今回はこういったお知らせをいくつかと、小ネタを少し紹介する予定(コンソール版が発売されたらしばらく記事が出せなくなるのでその前に考えていること全部書いてしまおうという企画。)

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OMORIの音楽 その2 ワルツ/バイオリン

※このブログのすべての記事にはゲーム「OMORI」についての重大なネタバレが含まれます

※英語版、日本語版のスクリーンショットが混在しています

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「ワルツはいつも私のお気に入りだった」とマリは言う。2人が最後のリサイタルのために選んだ「デュエット」、OMORIのメインテーマもワルツだ。

 

マリの言葉を聞いてからゲーム全体を振り返ると、OMORIにはワルツが溢れていることに気づく。"WHITE SPACE"(ホワイトスペース)、"Lost At A Sleepover"(オトナリルーム)、"Welcome Again."(ブラックスペース)など重要な場所ではいつもワルツが使われている。

それでは、ここでワルツが登場するのはなぜか?

 

そもそも、ワルツとは何なのか?

ワルツという言葉はあまりにも幅広い範囲に適用されている。3拍子の曲について私たちはよくワルツという言葉を使うが、じゃあワルツと3拍子の違いは何か、と聞かれてもすぐには答えられない。狭義のワルツ、19世紀に流行した舞曲については、あまり多くは知られていないだろう。

OMORIにおけるワルツの描写はかなり多義的だ。そしてワルツについての前提知識があれば更に深読みできる部分もある。

 

今回は、アマチュアヴァイオリン弾きであり*1クラシック音楽オタクである私が、OMORIの音楽描写について深読みをする回になる。

恐らく「作者の意図」という点では想定されていない考察もあるだろう。しかし、考察は元の作品の描写だけに縛られるものではない。作品世界を更に奥深くまで広げ、想像力を動かす手助けになるのが、面白い考察の特徴だと思う。*2

実現できているかは分からないが、私の文章が少しでも世界を広げる助けになることを願っている。

*1:今まで明言していなかったが、私がここまでOMORIにのめり込み、ブログに大量の文章を投稿することになった理由は、バイオリンに関する描写が心に刺さったからに他ならない。

*2:実はこれはオスカー・ワイルドが文芸批評において主張した立場を参考にしている。彼は批評が作品から独立した芸術的価値をもつこと、批評が作品そのものではなく、作品に触れた批評家を対象としていることを指摘したのであった。『ドリアン・グレイの肖像』の序文に書かれた文章も同様のことを指している──「芸術が映しだすものは、人生を観る人間であって、人生そのものではない。」(福田恆存訳, 2016, 新潮社)──

彼の批評についての考えは「芸術家としての批評家」(オスカー・ワイルド全集第4巻)、概説はピエール・パイヤール,大浦康介訳「読んでいない本について堂々と語る方法」III-4で読むことができる。

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Not Good Ending(グッドエンディングについての考察)

※このブログのすべての投稿にはゲーム「OMORI」についての重大なネタバレが含まれます

 

3月は忙しくて記事を書けなかったが、1日のマリの誕生日から始まりSwitch、PS4版発売の発表、中国語、韓国語のローカライズなど大きなイベントの連続だった。また日本語版の文章もアップデートされ、以前から指摘していた「Gキーの場所」「マリの墓に供えられたスズラン」が修正されているのが本当にありがたい。失われた図書館の□の数など重大なミスも残ってはいるが、今後のアップデートで直されると期待している。

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中国語のPizza Job。日本語版では英語のままだったが、韓国語と中国語バージョンだとここも翻訳されている。羨ましい(がどっちにしろ読めないんだろうな)。

また、日本語版リリースから4か月がたち、日本におけるOMORIファンコミュニティも非常に大きくなってきた。鋭く面白い視点から考察をされてる方も多く、OMORIを盛り上げたいという気持ちで始めたこのブログもそろそろバトンタッチの時期かなと思っている。とはいえ、書きたいものがある限りは細々と続けていると思います。

そんな中、少しコメントしたくなる考察を見かけたので紹介。

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オモリとバジル その2 There is a flower within my heart

※このブログの投稿には、ゲーム「OMORI」についての重大なネタバレが含まれます

※英語版、日本語版のスクリーンショットが混在しています

Daisy, Daisy, give me your answer do!
I'm half crazy all for the love of you!
It won't be a stylish marriage, I can't afford a carriage
But you'll look sweet upon the seat of a bicycle made for two.

- "Daisy Bell" by Harry Dacre.

 前回の記事バジルの誕生日に合わせた考察記事を書く、という宣言をしていた。しかし、書いていくうちに「これオモリの正体についてもう一度整理しないと駄目だな」というのが分かってきた。

というわけで、今回は7月に書いた「結局OMORIって何者なのさ」の続き(というか考察の訂正)でもある。こちらを読まなくても理解できるように書くつもりだが、興味があれば参照してほしい。

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バジル その1 バジルの花

2月のバジルの誕生日に合わせて考察記事を書こうとしているのだが、これが非常に難しい。間に合うか分からないため、現時点で分かっていること、疑問点を載せておく。

※ゲーム「OMORI」についての重大なネタバレが含まれます
※英語版、日本語版の用語がごっちゃになっています

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小ネタ集1月版(一周年記念、スペース元旦那、バッドエンディングetc.)

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。12月にOMORIの日本語版が出てから、このブログの閲覧数も急激に伸びました。こんなにも多くの人に読んでもらえるとは思っていなかったので、うれしい限りです。

 

年末年始は用事で忙しく、一周年記念や新年祝いに合わせた記事が書けていなかった。いくつか新しく発見した小ネタなどもあるのでこの機会にまとめることにした。

※他の投稿と同じく、本編(トゥルー、ひきこもりルート両方)についての重大なネタバレがあります。また、日本語版と英語版のスクショが混在しています。

  • 一周年記念イラスト
  • 映画の小ネタ
  • SPACE EX-HUSBAND(スペース元旦那戦)について
  • バッドエンディングについて
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OMORI日本語版 プレイメモ

※このブログのすべての投稿にはゲーム「OMORI」の重大なネタバレが含まれます

 

日本語版の訳や表現、変わったところについてのメモ。

※発売直後の感想であり、その後のアップデートで変更された部分が多くあります

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